メキシコ湾原油流出

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2010年4月20日にメキシコ湾の石油掘削基地で爆発し、原油が流出。5か月後に油井が封鎖された。[関連情報]

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石油掘削施設で爆発、原油が流出

2010年4月22日、米南部ルイジアナ州沖の石油掘削施設で大規模な爆発が発生。この事故で原油が流出し、海洋汚染が拡大。(ロイター、AFPBB News)

拡大する被害

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生態系への影響

地元住民らへの補償

英石油大手BPが被害補償200億ドル(約1兆8200億円)を拠出することでオバマ米大統領と合意。BPは、事故の影響で凍結された沖合の油田採掘事業の労働者への失業補償として1億ドルの基金を設けることでも合意した(読売新聞)。

流出の責任

この事故には、BP、トランスオーシャン、ハリバートン、現代重工業と、4社の企業が関わっている。5月11日にアメリカ上院で開かれた公聴会では、その内3社が参加したが、お互いに責任をなすりつけ合っているだけで終わった。
All Aboutガイド記事「史上最悪…メキシコ湾原油流出の責任はどこに」
米政府は計上費用をすべて当事企業に負担させると意思表示している。

流出した油の処理方法

海上のオイルフェンス設置や、処理剤の散布などが行われている。

一般的な処理方法

流出した油の変質

海面に流出した油は、時間の経過とともに変質していく。軽質油では空中への揮発画分が多いので、体積が減少する。一方、重質油では揮発画分が少なく、かつ海水が油膜の中へ微粒子となって侵入するので経時的に体積が増大するとともに、粘度も増して固めのグリース状になる。(日本エヌ・ユー・エス)

「ドーム作戦」は失敗

事故以来最大の封じ込め作戦も失敗に

巨大タンカー「クジラ号」

「A Whale」は原油に汚染された海水を船内に取り入れ、原油を分離して水だけをはき出すという仕組み。全長約275メートルで、1日あたり2100万ガロンの汲水が可能という。(AFPBB News

特集サイト

原油価格への影響

大規模な油田事故で原油生産への影響が続くと、事故発生当時1バレル=85ドル付近にあった原油価格がさらに高騰する可能性が出てくる。原油価格が高騰すると、自動車業界などへの悪影響が懸念される。(All About「世界のニュース・トレンド」ガイド記事
また原油の供給に大きな支障をきたさないケースでも、投資家の思惑から買いが集まって価格が上昇する可能性もあるので、事故の規模によらず影響が及ぶ恐れがある。

過去の原油・重油流出事故

発生した年事 故概 要原油の流出量
1989年アラスカ原油流出事故(バルディ−ズ号)アラスカ沖でエクソン社のタンカ−「バルディ−ズ号」が座礁し、原油流出で自然環境に多大な被害をもたらした4万1000キロリットル
1997年ナホトカ号重油流出事故大しけの日本海(島根県隠岐島沖)において、暖房用C重油約19,000 klを積んで上海からペトロパブロフスクへ航行中のロシア船籍タンカー「ナホトカ」号(建造後26年経過)に破断事故が発生6200キロリットル
福井県、社団法人日本建設団体連合会

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