中国産食品・薬品の安全性

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中国産食品から殺虫剤や農薬が検出される例が相次ぐ。中国政府は安全確保を重要課題と位置付けている。[関連情報]

ニュース

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中国産食品に関連した統計グラフ

  • 中国からの食料品輸入の動向 - 財務省貿易統計による。中国産食料品の輸入は20年で4倍に拡大し、シェアは15%に(野菜は50%以上)。社会実情データ図録
  • 冷凍食品の消費量・輸入量推移 - 日本冷凍食品協会データ。拡大する冷凍食品消費。近年の消費量増加は中国を中心とする輸入量の増加によっている。社会実情データ図録
  • 主要国の農薬使用量推移 - OECD資料および中国統計年鑑による。日本、韓国、オランダなどの農薬使用量は多いが近年は減少傾向。中国は大きく伸び先進国のレベルに達している。社会実情データ図録

中国産食品の脅威

中国産輸入冷凍食品の脅威

輸入冷凍食品の約6割が中国から

社団法人日本冷凍食品協会によると、輸入冷凍食品の約6割が中国産。2006(平成18)年の調理冷凍食品輸入高に占める中国からの輸入の割合は、金額ベースで58.0%(812億1千万円)、数量ベースで63.6%(20万634トン)。輸入高も、数量、金額ともに年々増加の一途をたどっており、2006年は、1997(平成9)年と比べて数量で約5.2倍、金額で約5.7倍に。
中国側にとって、日本相手の食品輸出は成長産業。未成熟の市場には、成長過程でさまざまなトラブルが起きやすく、その急拡大に品質管理や社員教育が追いついていないと推測できる。(All About ガイド記事「中国産食品って、どのぐらい輸入されてる?」(2008年2月4日))

中国側の対応・国際公約、食品安全法の取り組み

中国政府は食の安全問題の解決に向け動き出した。08年11月の温家宝首相による公約が具体的にどのように果たされ、同国産食品に対する国際的な評価が回復されるのか、注目される。

チャイナフリー(CHINA FREE)

中国産原材料を用いた商品、あるいは輸入商品で毒性成分が相次いで検出されたことを受けて、アメリカで始まった風潮。「中国産原材料ナシだから安全」をうたい文句に商品展開を行う企業も現れる。現実問題としては生活必需品の多数に中国産のものが導入されているため、すべてを「チャイナフリー」とするのは難しい。

薬品の安全問題

ペットフードにも毒物混入

2007年3月、カナダのメニューフーズで作られているペットフードを食べた多数の犬や猫が死亡していることが判明。原料に使われている中国産の小麦グルテンなどにメラミンが混入していた。メニューフーズは他社のペットフードを委託生産していることもあり、各メーカーでは100ブランドを超える大規模なリコールに追われるなど、大問題に。日本国内でも問題のペットフードは販売されており、回収するメーカーも出る事態になった。

中国産食品から検出された薬物

薬 物概 要
トルエン有機溶剤の一種で、ネイルエナメルに用いられる液状の基剤成分。一般的に塗料の溶剤にも使われ、シックハウス症候群の原因にも。(All About 用語集:「トルエン」)
酢酸エチル酢酸とエチルアルコ−ルから水がなくなって(脱水縮合)できたエステル化合物。ネイルエナメルの溶剤、食品香料や香水に使われる。(All About 用語集:「酢酸エチル」)
メラミン無色固体の有機窒素化合物で、耐熱性、耐水性に優れ、食器やボタンなどに使われるメラミン樹脂の主原料。毒性は低いが、大量に摂取すると腎臓やぼうこうに結石ができる場合がある。(All About ガイド記事「汚染牛乳の元凶・メラミンとは」)米国食品医薬品庁(FDA)では1日体重1kgあたり0.63mg、欧州食品安全機関(EFSA)では1日体重1kgあたり0.5mg(関連物質含む)まで摂取しても健康への悪影響はないという安全基準(耐容一日摂取量)を設けている。日本では、メラミンが食品に使用されることはあり得ないとの観点から、こういった安全基準自体設けていない。(kotobank「メラミン」)

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