2009年3月28日の
共同通信によると、地方自治体が管理する58空港のうち53空港が着陸料などの収入では、空港の管理運営に必要な費用を賄えない「赤字」となっている。
赤字の原因
着陸料の値下げ
- [用語]地方空港の着陸料 - 「どの地方空港も着陸料の値下げが恒常的に行なわれている」との記述。静岡経済研究所(2005年7月1日)
開港前の需要予測の甘さ
TBS「
悲惨!地方空港 しかしさらなる開港計画が…」では、静岡空港の当初の需要予測534万人が3分の1の178万人に引き下げられ、さらに106万人に下方修正されたことが紹介されている。
旧空港整備特別会計による供給過多
前原国交相は「(予算の)枠があるから採算の合わない空港もつくられる」とし、
日本航空の経営再建と合わせて旧空整特会を見直す意向(iza)を示している。
2003年に開港した能登空港がANAとの間でリスク・リターンを共有する
搭乗率保証制度を設け、初年度は79.5%の搭乗率(
1年目の利用状況)を達成したほか、他の空港では海外の格安航空会社の誘致、県民への商品券配布などの取り組みが行われている。
| 空港名 | 開港予定日 | 一言メモ |
| 岩国飛行場 | 2012年度 | 米海兵隊・海上自衛隊岩国基地の民間空港再開(軍民共用化)を政府が正式発表。ANAが羽田便就航を表明。 |
| 新石垣空港 | 2013年3月7日 | 空港機能拡大を目的に現在の石垣空港の代替として同島東部に建設中。環境への影響が論議に。 |
| 共同通信|各空港|自治体|首相官邸のページ |
| 空港名 | 開港日 | 一言メモ |
| 能登空港 | 2003年7月7日 | 全国初の「搭乗率保証制度」を導入。 |
| 神戸空港 | 2006年2月16日 | 関西3空港時代に。(トピックを見る→関西3空港問題) |
| 北九州空港 | 2006年3月16日 | 「新北九州空港」として開港(移転)し、2008年6月18日に「北九州空港」へ改称。 |
種子島空港 | 2006年3月16日 | 「新種子島空港」として開港(移転)し、2008年6月18日に「種子島空港」へ改称。 |
| 静岡空港 | 2009年6月4日 | 愛称は富士山静岡空港。立ち木問題で3カ月遅れるも国内外5路線で開港。新航空会社FDAの拠点にも。新千歳、福岡線を運航していたJALが2010年3月に撤退。 |
| 茨城空港 | 2010年3月11日 | 「ローコストへの取り組み」が特徴。国際線1日1便(アシアナ航空ソウル・仁川線)のみの定期路線で開港。(トピックを見る→茨城空港開港) |
| 各空港|ターミナル運営会社のページ |
| 空港名 | 休止・廃止日 | 一言メモ |
礼文空港 | 2009年4月9日 | 設置管理者の北海道の申請により2015年3月31日まで供用休止。 |
| 弟子屈飛行場 | 2009年9月24日 | 設置管理者の北海道弟子屈町の申請により供用廃止。国・自治体管理の空港の移転を伴わない廃止は国内初。 |
| 広島西飛行場 | 2011年5月27日 | 2010年10月の定期便の撤退、広島市の受け入れなどを経て、管理・運営者の広島県が廃港を最終決定。跡地には県営ヘリポートが設置される予定。定期路線のあった空港の廃止は国内初。 |
| 北海道|国土交通省東京航空局|みんなの空港新聞のページ |
近年、利便性向上を目的に空港内の施設やサービスが整備されている。代表的な例として、
中部国際空港の露天風呂、
関西国際空港の24時間利用可能なラウンジが挙げられる。早めに搭乗手続きを終え、出発までの時間を楽しむというのが旅慣れた人のスタイルになりつつある。(All About「世界のエアライン」ガイド記事より)
地域の複数の空港が利用者増加を目指して、航空便利用者が発着地の変更などを簡単にできる「
マルチエアポート」化、プロモーション用の共同ウェブサイトの運営、共同情報誌の発行などを行っている。
知名度向上・利用促進活動など内外へのマーケティング施策の一環として、正式空港名とは別に地域の文化・歴史などに関連した名称を冠した「愛称」「通称」を正式に使用する空港が全国に20以上ある。ほとんどの愛称が英語表記では採用されていない点や浸透度が低い場合に利用者の混乱を招く可能性を批判する声もある。
- 福岡空港問題 - 発着処理容量が限界に近づいている。西日本新聞