アメリカの金融危機

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2008年にリーマン・ブラザーズが破綻。大手金融機関が連鎖的に経営危機に陥るなど、金融不安が深刻化した。[関連情報]

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米金融危機とは

高騰を続けていたアメリカの住宅価格が、2007年大幅下落に転じたことを発端とするこの危機の影響は、まずはアメリカの金融業界全体へと急速に広がり、さらに海外の金融市場をも巻き込んでいった。(NAVER 知識百科「2008年世界金融危機[2009年]」)

金融危機の原因

アメリカの金融危機対策

米金融安定化法案

2008年9月29日、米下院は金融安定化法案を否決。可決確実と捉えられていた市場に衝撃が走り、同日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は史上最大の下げ幅となる777.68ドル安を記録した。その後修正され、10月3日に可決、成立した。

米金融危機のこれまでの流れ

2008年

公的資金注入による金融機関の救済

投資銀行代表格の「ゴールドマン・サックス」や商業銀行のトップである「バンク・オブ・アメリカ」は、2009年度に入ってから危機以前の水準の利益を回復、ゴールドマン・サックスは100億ドルの公的資金を完済、バンク・オブ・アメリカは公的資金450億ドル(約4兆円)を完済した。しかしこれら金融機関が、幹部クラスの巨額のボーナスを復活させ始めたことに対して、米国内で反発の声が上がった。

シティグループ

米政府より総額450億ドル(約3兆9900億円)の注入を受けたシティグループは200億ドルの不良資産救済プログラム(TARP)資金返済を完了した。残りの250億ドルについて、政府はシティの普通株に転換することで合意している。

AIG

米連邦準備制度理事会(FRB)が2008年9月16日、AIGに850億ドル(約9兆円)の緊急融資をすると発表。見返りに、米政府は同社株式の79.9%の取得権を獲得。AIGは実質上、政府の管理下に。2010年4月、AIGは2013年までに公的資金の返済が可能との見方を示した。

救済されなかったリーマン、違いはどこに

新たな金融危機の火種

米金融大手MFグローバルが破綻

ギリシャ財政危機

商業用不動産ローン担保証券(CMBS)

「Commercial Mortgage Backed Securities」の略称。サブプライムローン問題を引き起こしたRMBS(住宅ローン担保証券、Residential Mortgage-Backed Securities)と基本部分の仕組みは同じで、担保となるのが住宅か商業用不動産かの違い。CMBSでは対象不動産の収益性も考慮される。

懸念されるクレジットカードの不履行増加

米国のクレジットカードの発行会社はこれまで、予想される消費者の債務不履行急増への対策として、口座解約や利用限度額の引き下げ、カード金利の引き上げなどを実施してきた。しかし、銀行のバランスシートへの圧力を回避するには不十分で、一部にはサブプライム危機に並ぶ問題となる可能性を指摘する声もある。米銀はサブプライム危機の再来を回避するため、クレジットカードの与信基準を厳しくしている。米連邦準備理事会(FRB)の調査によると、銀行の60%が7月以降クレジットカードの発行基準を厳しくし、半数は信用スコアを引き上げた。

ロイター(2008年11月17日)

アメリカ債券市場の動向

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