排出量取引

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温室効果ガスの排出枠を、国や企業の間で売買。将来的には、20兆円規模の市場になるとの試算もある。[関連情報]

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排出権とは

京都議定書は、地球温暖化の一因とされる二酸化炭素などの温室効果ガスの削減のための手法として、「京都メカニズム」という仕組みを導入している。京都メカニズムは、国・企業などの主体が、別の主体による排出削減分を自らの削減の達成に換算することができる仕組みで、この主体間を仲立ちするのが排出権とされる。(参照:「[図解]京都メカニズムと排出権取引」みずほ情報総研)

京都メカニズムが用意する3つの手法

(トピックを見る→地球温暖化防止条約

1、クリーン開発メカニズム(CDM)

京都議定書により温室効果ガスの削減目標が設定されている先進国が、削減目標が設定されていない発展途上国内においてCO2などの温室効果ガス削減プロジェクトを実施し、その結果、削減した量をCO2削減クレジット(排出権)として取得できる制度(引用:「初めてのカーボンオフセット」Yahoo!カーボンオフセット)。

2、共同実施(JI)

2つの先進国が共同で排出削減事業を実施し、その結果発生した排出権を分配する制度。ただし、日本や英国、フランスのような先進国は削減の「下げしろ」が小さいことから、対象となるのは中東欧やロシア、ウクライナなど経済移行国が中心となる。

3、排出権取引(ET)

地球温暖化の原因となるCO2など環境汚染物質の許容排出量をひとつの国または世界全体について設定し、削減目標を国内で達成できない国や企業が達成した国や企業から排出権を買い取る取引。(引用元:All About 用語集「排出権取引」)

日本版「排出量取引」

企業同士が政府が決めた温室効果ガスの排出量をお金で取り引きできる。EUでは2005年からスタートしている。実際に排出量が取り引きされるのは、企業同士の直接取引だけではない。欧州気候取引所という取引所が設立され、株のような取引所売買が行われている。日本では2008年10月に政府が取引参加企業を募集。
具体的な内容として、次のような特徴が挙げられる。

国際排出権取引の問題点

温暖化問題の概要、排出権取引の位置付け(PDFファイル)- Yamaguchi Mitsutsune Homepage
  • 先進国が削減目標の達成を先送りする抜け道になりかねない
  • 貿易相手国は温暖化に対して何の国内対策もとらない
  • 国内排出権が自国産業に有利に割り当てられる

国内排出権取引の問題点

政府がすべてを無償で割り当てる方式
→企業間の不公平が出てくる
企業が有償で政府から購入する方式
→資金に余裕のある企業が問題なく排出できて、余裕のない企業は排出規制のためにさらに苦しくなるという悪循環になる可能性がある。(All About ガイド記事「排出量取引は日本で根付くのか?」(2008年5月30日))

排出権取引の市場規模

環境省の試算を参考にすると、日本の2015年の排出権関連ビジネスの市場規模は2兆6000億円程度との見通しも。

カーボンオフセット

カーボンとは「炭素」、オフセットとは「相殺する」という意味で、生活の中で排出される避けられない温室効果ガスなどを削減努力したり、削減活動への投資によって埋め合わせしようというもので、環境省より指針が出されている。

カーボンオフセットプロジェクトの種類

個人での取り組み

Yahoo!カーボンオフセットでは個人が排出枠を買い取ることができる。価格は自家用車を利用しない人は1か月420円(排出権121キロ分)からなど設定されており、1か月の生活で排出する平均的な量のCO2と同等の量を削減できる計算。

カーボンフットプリント(炭素の足跡)

商品のライフサイクル全般(資源採掘から廃棄まで)で排出された温室効果ガスをCO2量で表したもの。商品に表示(見える化)することで、事業者の温暖化対策を消費者にアピールすると共に、消費者自身のCO2排出量の自覚を促す。

調査レポート

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