プルサーマル計画

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国の核燃料サイクル政策。電気事業連合会は、2010年度までに全国16〜18基で実施する目標の5年延期を決めた。[関連情報]

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プルサーマル計画とは

1997年2月、政府は現時点で最も確実なプルトニウムの利用方法であるプルサーマルを早急に開始することが必要である旨の閣議了解を行い、今後の具体的な計画として、電力会社は、2000年代初頭までに累計で9基、2010年までに累計で16〜18基の原子力発電所でプルサーマルを実施することを発表。国は、プルサーマルの実施にあたって、安全性について厳重な審査や検査を行う。

プルサーマルとは

原子力発電所で使った核燃料からプルトニウムを取り出し、ウランとの混合酸化物(MOX)燃料に加工して原子炉で再利用すること(kotobank)。「プルサーマル」は、プルトニウムの「プル」とサーマルリアクター(熱中性子炉) の「サーマル」から創られた造語(NAVER知識百科)。

日本でのエネルギー政策におけるプルサーマルの位置付け

2007(平成19)年3月に閣議決定した「エネルギー基本計画」では、
  1. 使用済燃料の再処理によって回収されるプルトニウムを有効利用するプルサーマルを着実に推進
  2. 関係住民等の理解を得つつ、計画的かつ着実に進める
  3. プルサーマルを含む核燃料サイクルの確立に向けて政府一体となって取り組む
とされている(資源エネルギー庁のエネルギー政策におけるプルサーマルの位置付け(PDFファイル))。
また、2010(平成22)年度までに合計16〜18基での導入を目指していたが、目標時期の先送りを決定リンク切れしています(デーリー東北)。従来の計画の2010年度からの延期幅は3〜5年程度と見られている。
1997年,政府の核燃料サイクルに関する決定でプルサーマル実施への方向性が決められた。

動向

主な導入予定電気事業者

受け入れ
宮城県知事らは、東北電力が女川原発3号機で実施を目指しているプルサーマル計画について「安全性が確認され、住民理解を相当程度得られた」として、計画の受け入れを表明。

プルサーマルの必要性

プルサーマルとは、使用済燃料から回収されたプルトニュウムとウラン混合化合物を燃料に再利用することで、世界では1960年からプルサーマル計画が開始され、2008年12月末現在、MOX燃料集合体にして約6,350体、58基の実績があり、その安全性は確認されている。日本では「ふげん」で約24年にわたり、770体以上、実績がある。(経済産業省)
「ふげん」とは
2003年3月29日に運転を終了し、廃止措置のための技術開発や研究が行われている福井県の原子力発電所。

プルサーマル発電の開始

九州電力玄海原発3号機(佐賀県)で2009年12月から国内初の営業運転を開始(iza)。
伊方発電所3号機(愛媛県)で2010年3月1日、国内2例目のプルサーマル試運転を開始。国の検査を経て、30日から営業運転を開始。
福島第1原発3号機(福島県)で2010年9月23日、国内3例目のプルサーマル発電を開始(時事通信)。

連載

安全性について

プルサーマル計画の問題点

  • 福島原発事故を受けてのエネルギー政策の見直しに関する情報は「原子力政策の見直し」トピック参照。

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