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山岳遭難の現状

警察庁が2012年6月21日に発表した「平成23年中における山岳遭難の概況」(PDFファイル)によると、2011(平成23)年の全国の山岳遭難は、発生件数、遭難者数ともに、前年に次いで過去2番目に高い数字を示した。
全国の発生状況2009年2010年2011年
山岳遭難発生件数1,676件1,942件1,830件
遭難者数2,085人
うち死者・行方不明者317人
2,396人
うち死者・行方不明者294人
2,204件
うち死者・行方不明者275人
警察庁
遭難事故の多い都道府県
都道府県
長野県227件
北海道138件
富山県116件

状況の推移

遭難発生の種類と対策

山の現状速報

登山届けの提出

対策

シーズンごとの注意喚起

春山の危険性山の麓は春でも、山はまだ冬の気候のままということもあるため、万全の防寒対策と、気象状況を考えた登山計画を練る必要がある。
平成24年「連休登山の警告文」(PDFファイル) - 日本山岳協会(2012年4月1日)
夏山の危険性と対策遭難が考えられない登山道でも、道を外れれば戻れない場所は多い。雨や強風を受け、体の熱が奪われて起こる低体温症、滑落や落石、落雷による二次災害もありえる。十分な装備と体調管理、余裕を持ったスケジュール設定が大事。
All About「夏山で事故に遭わないために」(2009年7月31日)
秋山のリスク秋は台風のシーズン。山岳部の河川はもしも上流部で強い雨が降った場合には急激に水位を増すことがある。川遊びをする場合には天候の変動に十分に注意する。また崖下などにテントを張るようなことがある場合は、落石の危険などにも注意しないといけない。
All About「地震・自然災害・火事対策」ガイド記事「秋の行楽、山岳地の思わぬリスク」(2008年9月29日)
冬山における雪崩上級スキーヤーやスノーボーダーは自分を含めて周囲の人間に、天候や積雪によって雪崩発生の危険を知らしめる義務があることを認識する。無圧雪エリア(パウダーゾーン)に入る場合には、3種の神器(ビーコン・ゾンデ・シャベル)を必ず持つ。&brAll About「防災」ガイド記事「雪崩から身を守る」(2009年8月12日)

山岳遭難を未然に防ぐには

概して、高い山ほどさまざまな危険があり、注意・装備も必要になる。自然体験活動QQレスキュー隊では、装備品や季節ごとの注意点を解説しているほか、日本山岳会が登山計画書を出すことを呼びかけている。

低い山でも注意が必要

遭難した場合の対応

栃木県警察本部「遭難した!助かるためにどうする?」では、道に迷った際に「尾根に登って救助を待つ」、「捜索ヘリから発見できるよう、上空の見通しの良い場所を選ぶ」などを解説している。

救助を求めるサイン

ヤッケ・雨具などを片手に持って上空に向かって大きく円を描く。乗務員が確認できる位置まで近づいたら、大きく上下に振る。
遭難時以外は遭難者との区別が付かなくなるため、登山中に警察ヘリや防災ヘリを見かけたときに、手を振って挨拶したり、ヘリコプターに向かって帽子、タオル、ヤッケなど振らないようにする。

海外で遭難した場合

救助に伴う費用と保険

民間ヘリコプターは1時間あたり数十万円、民間救助隊を依頼すると1日1人あたり数万円の費用がかかり、捜索が長期化するとその費用は数百万円にものぼるなど、救助には多大な費用と手間がかかる。警察や消防などが捜索にあたる場合は個人負担はないが、遭難者の捜索に莫大な税金が使われることが、社会的問題になっている。

救援、遭難の内容により補償の内容が異なる

趣味やスポーツなど娯楽での事故に備える保険に付いている「救援者費用保険金」。山岳登はん中の行方不明の捜索費用負担などに備える「遭難捜索費用保険金」。両者とも保険会社が想定した事態に対する保険であるため、補償の範囲には限度がある。All About「山岳事故急増!山岳保険のお役立ち度は?」(2012年7月17日)

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