東アジア共同体構想

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鳩山首相が、2009年9月の日中首脳会談で、欧州連合(EU)をモデルにした「東アジア共同体」創設を提案した。[関連情報]

ニュース

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「東アジア共同体」構想とは

東アジア各国が政治、経済、安全保障などで連携し共存と繁栄を目指す構想。民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)でアジア外交強化の取り組みとして明記。アジア諸国と信頼関係を築き通商や金融、エネルギー、環境、災害救援、感染症対策などの分野で協力体制を確立するとした。参加国には、中韓両国や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国を想定。米国、インド、オーストラリア、ニュージーランドなどの扱いが焦点となる。

西日本新聞

東アジアにおける枠組み

名 称国の数対象国備 考
ASEAN10か国インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ
ブルネイ・ベトナム・ラオス・ミャンマー・カンボジア
トピックを見る
ASEAN+313か国ASEAN10か国+日本・中国・韓国
東アジア首脳会議16か国ASEAN+3(計13か国)+インド・オーストラリア・ニュージーランド外務省「第1回EAS概要」

地図

アジア
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東アジア
東アジア
東南アジア
東南アジア

共同体構想への意見や課題

東アジア共同体という構想は以前から存在していた。とは言うものの、ヨーロッパと比較して地理的・民族的・言語的・宗教的等の点において、画一性に乏しいアジア(そもそも「アジア(東アジアを含む)」という地域の定義においても定説が存在しない)に共同体を創設するのは非常に困難ではないのかという意見が根強いのも事実である。日本は戦前に大東亜共栄圏構想をもってアジア諸国に進出していったという過去があり、日本主導でこういった構想を推進することに対してアジア各国、特に中国・韓国からの猛反発も予想されるなど克服すべき課題もまだ多いのが実情と言える。
解説・論文

経済界の「東アジア共同体」提言

過去には日本経団連、経済同友会が「東アジア共同体」の検討に関する提言を行っており、自由貿易や域内の通貨安定、知的財産権保護といった経済的側面などについて、利点を述べている。
日本銀行は「関係者のワーキングペーパーシリーズ」として2006年11月の時点でアジア通貨同盟に関するレポート「アジア通貨単位から通貨同盟までは遠い道か」(PDFファイル)を提示。その中でEUの通貨統合の際の経験もあわせ、歴史・政治・制度環境をはじめとして検討すべき課題は多いこと、統合によるプラス面だけでなくマイナス面も多分に及ぶ可能性があること、EUですら通貨統合運動の直接的開始から半世紀ほどの期間が必要とされたこと、歴史的・文化的背景がEUとは事例が異なり同様のパターンは通用しがたい事などを語っている。さらにその後の金融危機でさらなる「通貨統合による弊害」が露呈されたこともあり、現実は難しいという意見が根強いのも否定できない。

鳩山元首相の構想

友愛外交

「友愛ボート」構想

民主党の外交政策

民主党の政策INDEX2009の「外交・防衛」の「アジア外交の強化」項目において以下のような主張がなされている。マニフェスト2009(PDFファイル)の外交の項目でも同様の主張がなされている。

中国韓国をはじめ、アジア諸国との信頼関係の構築に全力を挙げます。

東アジア共同体の構築を目指し、通商、金融、エネルギー、環境、災害救援、感染症対策等の分野において、アジア・太平洋地域の域内協力体制を確立します。

アジア・太平洋諸国をはじめとして、世界の国々との間で投資・労働や知的財産など、広い分野を含む経済連携協定(EPA)、自由貿易協定(FTA)の締結を積極的に推進します。

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