牛肉のセシウム汚染問題

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基準を超えた放射性セシウムで汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通し、問題が全国に広がる。[関連情報]

ニュース

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本件概要

収穫後、水田に放置された稲わらが、原発事故による放射性物質の降下によって汚染され、それが牛に給与された結果、牛肉から食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された。

経緯

2011年3月19日原発事故直後に水素爆発などで大量に放射性物質が放出。農林水産省は、原発周辺県に対して、飼料・水・飼養場所等の飼養管理上の注意事項(飼料については、事故前に刈り取り、屋内に保管しているものを使うようにすること)を通知。
2011年4月14日生産した肉・乳が食品衛生法の暫定規制値を超えないようにするために、牧草などの粗飼料給与の目安を決めて通知。
2011年7月21日牛肉からの暫定規制値を超える放射性セシウムが検出される。
農林水産省

現状

牛肉が放射性物質をどれだけ含むかには、飼料(放射性物質濃度、給与量、給与期間)のほか、水、飼養場所(屋外か屋内か)等も影響する。放射性物質を取り込んでも、清浄な飼料に切り替えれば、牛の体内の放射性物質は徐々に排泄されていき、濃度も減少する。このような排泄によって濃度が半分になる期間のことを生物学的半減期といい、放射性セシウムの場合約60日である。

対策

注意事項に関する指導が十分ではなかったとし、指導の徹底を図り、また、濃厚飼料の保管についても、適切に行うよう指導。

福島県の肉牛を出荷制限

出荷制限を行い、牛肉の流通を抑え、全頭検査等の検査体制を強化する。
計画的避難区域、緊急時避難準備区域及び指示のあった区域等全頭検査
その他の地域について全戸(1頭以上)検査を行い、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムを含む牛肉の流通を防ぐ。

健康への影響

暫定規制値は、相当の安全を見込んで設定してあり、出荷停止となった食品をそれまでの間、一時的に飲食していたとしても健康への影響は心配ない。(厚生労働省・農林水産省・コーデックス委員会等)

全頭買い取りを検討

独自に全頭検査を行う動き

今後の課題は

意見・評論

セシウムとは

放射性物質の一種で、体内ではカリウムと似た動きをする。カリウムは細胞単位でみるとナトリウムと入れ替わりで細胞内に入る方向で動くため、全細胞に入る可能性がある。
All About「健康・医療」ガイド記事「放射性物質に正しい知識を!」(2011年3月21日)

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